20世紀フランス芸術を1年1作家でめぐる「ポンピドゥー・センター傑作展」
来ました、上野!
絶好のおさんぽ日和、写真日和です。
公園内の国立西洋美術館が世界遺産に登録されたことは記憶に新しいですね。
国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」
世界遺産登録決定!7月17日(日)17:14(現地時間 7月17日(日)11:14)、トルコのイスタンブールで開催されている第40回ユネスコ世界遺産委員会において、日本の国立西洋美術館を構成資産に含む「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」(7カ国共同推薦)の審議が行われ、世界遺産一覧表に「記載」することが決定されました。
とはいえ、一度も入ったことがないので、そのうちそのうち‥‥。
今回の目的地はこちらです。
東京都美術館
ポンピドゥー・センター傑作展!(公式サイト)
ポンピドゥー・センターとは
ポンピドゥー・センターとは、1977年にフランス・パリに開館した建物。
その敷地内の多くを占める近代美術館には絵画・写真・彫刻・建築といった様々な作品がコレクションされ、その所有数はヨーロッパ最大なんだとか。
傑作展のみどころ
今回の展示会は、1906年〜開館の1977年までを1年1作家1作品でたどるというもの。
20世紀の巨匠たちの貴重な作品を見られるだけでなく、第一次・第二次世界大戦という時代の移り変わりを感じられる展示会でもあります。
恥ずかしながら知らない作品や、「あーなんか見たことあるなー。」という作品も多かったのですが、タイムラインという一つの大きな流れの中で見ることができるので巡りやすかったですよ♩
時系列で辿れるのでストーリーが入りやすい
展示は「フォーヴィズム(大胆な色彩による感情の表現)」から始まり、「キュビズム(様々な角度から捉えた対象を平面に表現)」「エコール・ド・パリ(仏に集った多国籍な作家による自由奔放な活動)」「ダダ(第一次世界大戦中の虚無感や反発による表現)」「シュルレアリスム(無意識の中にある合理性を超えた現実を表現)」‥‥と、まさに激動!
1960年の作品で、ケースいっぱいにガスマスクが敷き詰められた「ホーム・スイート・ホーム」(アルマン)はとても印象深かったですね。
それから1945年だけ展示なし。無の空間でした。
芸術の見方・・・
正直、芸術作品だけを見て(何がすごいんだろう)と感じることもあるかと思います。
ですが、制作の時代背景や社会情勢などを紐解くことで作者の真意が見え、ハッとさせられるのが芸術の醍醐味ではないでしょうか。
また、人によって時代背景そのものへの印象が異なれば、同じ作品でも感想が異なるもの。そういった議論をするのも楽しそうですね。
ちなみに、フランス絵本「リサとガスパール」のリサは、ポンピドゥー・センターのパイプの中に住んでいる設定なんだとか!好きなのに知らなかった〜!
限定グッズもありましたが買い始めるときりがないので‥‥記念のスタンプだけポンと押して会場を後にしました。
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